殻付き生牡蠣をこの手で開けたい!「牡蠣Bar」(銀座)の『牡蠣開け教室』に行ってきました。

編集長日記

【KAKIGIRL編集長の牡蠣日記 #4】
編集長の古屋美枝です。
私はいつも、お店で牡蠣を食べるほか、産地から直接、取り寄せなどもしています。
取り寄せたときは、自己流で殻付きの生牡蠣を開けるんですが、なんだかお店で食べるより、味が落ちてしまう気がして…。
いつも行っている銀座の「牡蠣Bar」で毎月第1土曜日に『牡蠣開け教室』を開講していると聞いたので、行ってきました!

「牡蠣Bar」。銀座5丁目にあります。『牡蠣開け教室』は毎月第一土曜日の15:00~です。

KAKIGIRL編集長、『牡蠣開け教室』に参加!


こちらが今回、私が最初に開ける「先端」で広島県大黒神島産。講師は、「牡蠣Bar」店主の泉祥子さん(写真右)です。

美味しく食べるための牡蠣の開け方を教えてもらいました。

古屋 牡蠣開け、ちゃんとマスターしたかったんです。貝柱の位置はなんとなくわかるので、開けることはできるんですが、たまに手が滑ったりして危ないし。
 
泉さん ですよね。そういう声が多かったので、この教室を始めてみたら好評で。今日はいろんな牡蠣を開けてもらいますよ!
 
古屋 牡蠣によって、開けやすさが違ったりするんですか?
 
泉さん そうなんです。例えばこの「先端」っていう牡蠣は、殻が柔らかいので比較的開けやすく、初心者向け。まずはこれから始めてみましょう。
 
 

[準備するもの]


・牡蠣ナイフ(なければ洋食ナイフ)
・バット(A4の4分の1くらいの大きさでOK)、またはお盆やまな板

「牡蠣バー」の『牡蠣開け教室』に参加する場合、上記2つはお店で貸してもらえます。私のおすすめとしては、服を汚さないよう、エプロンを持って行ったほうがよいかと思います!
 

[上手な牡蠣の開け方]

①牡蠣の貝柱の位置を確認する。

牡蠣の平らな面を上に向けて置きます。このとき、上下の殻の繋ぎ目「ちょうつがい」を自分の方へ向けて。牡蠣を時計に見立てたとき、ちょうつがい部分が6時、上は12時、右は3時、左は9時とします。貝柱の位置はだいたい2時と3時の間にあります。そして貝柱のすぐ下の部分に牡蠣の心臓があるので、この心臓を傷つけないようにするのが、美味しく食べるポイントです。
 
②1時の方向からナイフを入れる。

 
まな板やお皿の上など、平らなところに牡蠣を置き、1時の方向からナイフを入れていきます。上と下のちょっとしたすきまにナイフの先端を入れていきます。力は入れず、ナイフの先をグリグリ動かして、殻の隙間に穴を開けるような感じで。このときナイフの先に逆の手や指を置くと危ないので注意! ナイフが入り始めたら、心臓を傷つけるのを防ぐため、深く差し込みすぎないようにしましょう。
 
③ナイフの先で上の貝柱を触ってはがす。

ナイフを持っている手と逆の手で牡蠣を持ち、ナイフを動かさず、牡蠣の方をスライドさせて、殻の隙間を空けます。ナイフが貝柱に当たったら、ナイフでやさしく貝柱に触っていると、牡蠣がだんだん開いてきます。
 
④上のフタをきれいに外す。

牡蠣が開いてきたら持ち替えて、牡蠣の上と下の殻の隙間から貝柱の位置と状態を覗き込みながら、ナイフの先端で優しく触りながらはずしていきます。殻から貝柱がはずれたのを確認できたら、上の殻を手で持って外します。
 
⑤下の貝柱を外す。

ナイフの先端で、やさしく牡蠣のヒダをめくりながら、貝柱の位置を確認。下の殻に沿わせるように、貝柱の端からナイフを当てていくと、下の貝柱も外れます。
⑥牡蠣をひっくり返す。

下の貝柱を外したら、牡蠣の身を傷つけないよう、ナイフの腹でクルッとひっくり返します。こうすることで、オイスターバーで出てくるような、きれいな生牡蠣の盛り付けになります。

牡蠣開け、マスターできたかな?

古屋 最初はナイフの入れどころがなかなかわからなかったけど、これがわかるようになると、牡蠣開けおもしろいですね! もうお腹いっぱいで食べられないけど、とりあえずもっと開けたいくらい(笑)。
泉さん そうですよね。あとは数をこなすことで、スピードアップします。いろんな牡蠣を開けると、コツが掴めてきますよ。

この日は先端のほか、「まるえもん」、「仙鳳趾」、「坂越」、「的矢」、「みるく牡蠣」、「GATA」など、さまざまな牡蠣を開けさせてもらいました。
みんな個性があって、味わいはもちろん、開けるのもめちゃくちゃ楽しくて、牡蠣の奥深さを堪能しました。

「カキガールを見た」と言うと、700円引き!


「牡蠣Bar」の『牡蠣開け教室』は、通常、15個くらいの牡蠣を開けては食べ、さらにワンドリンク付きで6000円。これはもう、めちゃくちゃお得な金額なので、牡蠣好きな皆さんは、絶対に行ったほうが良いと思います。
しかも! 今回、「カキガールを見た」と言っていただくと、700円引きの5300円に! ただ、毎回の定員が限られているので、申し込む場合はお早めに。
「牡蠣Bar」
http://shoko-oyster.com/
※牡蠣開け教室は毎月第一土曜日の15:00~

食べログ情報

牡蠣Bar


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文・古屋美枝