カキガールの壬生茜(No.073)です。少しずつ空気が冷え込み、秋から冬へと変わっていくのを感じるこの季節。そうです、食材の美味しくなる時期が到来です! という事で銀座にある懐石料理の「銀座柊家」にお邪魔しました。
落ち着いた大人の和空間。銀座でしっぽり
銀座駅から徒歩10分。銀座の喧噪を離れ、築地寄りの場所にお店があります(最寄駅は築地市場駅で徒歩3分。新橋駅・東銀座からも5~7分という好立地です)。
暖色の間接照明落ち着いた内装でデートや接待にも使えそうな雰囲気。大きな白の暖簾が目を惹き、店内は8席程度の美しい白木のカウンター。4人まで入れる個室もあります。
「露隠端月の候懐石」のコース
今回は平日限定の「露隠端月の候懐石」(8,000円)のコースをチョイス。先付、御椀、向付、御采、口替り、温物、食事、止め椀、水物のたっぷり9品、お魚と京野菜を中心に構成されています。銀座という立地からも考えても良心的なお値段です。
印象的なお料理をいくつかご紹介します♪
先付は、焼き胡麻豆腐。
3種類の胡麻を使い、香りがすごく良くてしかも、プチプチとした食感も残っていて楽しい。
御椀。カリフラワーとブロッコリーのすり流し。
向付は愛媛県松山市のお魚が4種類、石垣鯛、くえ、アオリイカ、帆立貝柱。冬らしく、身が引き締まって脂ののった上品さに思わず、唸ります。
これも印象的な1品!
寒鰤塩焼きと風呂吹き大根。
おお、何と!これは鰤大根の進化系。斬新な盛り付けで目を惹くだけでなく、甘めのお味噌を絡めていただくとほっこりと気持ちまで暖まるような美味しさでした。
他にも…
口替りのお浸し。
公魚の香り揚げ。
温物。近江かぶらと穴子のかぶら蒸し。
デザートも!
日本酒ペアリングもあり!
珍しい日本酒も多数♪ 飲兵衛にはたまりません!
コースにはプラス2,000円で日本酒4種類またはワイン2種類のペアリングが付けられます。
少しずつ、いろいろ飲みたいというワガママに応えてくれるありがたいサービス。
和食にはやっぱり日本酒という事で今回、日本酒4種類をお願いしました。定番から珍しいものまでいいラインナップでついつい、お酒が進んでしまいます。しかもペアリングとは思えない程、1杯1杯がたっぷりの量で大満足でした。
旬の真牡蠣。美しい上品な味わいに悶絶。
今回コースとは別に予約の際、リクエストしていた生牡蠣。20cmはあろうかという立派なサイズ感、ぷりっとかがやく美しき身に釘付けでした。
こちらは岩手県産の真牡蠣(1,000円)、身がしっかり詰まり、濃厚な甘さに適度な塩味、最高のバランスでした! 「あ~あと30粒は食べたい!!」と思ってしまうほど(笑)。
今回、コースで量も多いであろうと予想し、生牡蠣のみいただきましたが焼き牡蠣もあるようです。もちろん、単品での注文もOKなので牡蠣三昧もしてみたいですね♪
〆のごはんも外せない!!
コースの〆には炊きたての土鍋ごはんが登場します。つやつやと光るお米からは食べる前から美味しさが分かるほど、お米のいい香りがするんです。
新潟県魚沼産雪椿というお米で、おかしな表現かもしれませんが「水」を感じるんです(調べた所、ミネラルをたっぷり含んだ雪解け水が流れ込む田んぼで作られているため、ミネラルや栄養が豊富だそう)。
この美味しさはミネラル感から来るものなのでしょう。お腹いっぱいなのにぺろりと平らげました。このお米は是非味わっていただきたい逸品です。ちなみに「雪椿」は全コシヒカリの0.007%、魚沼産コシヒカリの中では0.003%しか存在しない希少価値の高いお米。都内でもいただけるお店はなかなかないと思います。
まとめ
銀座という好立地、落ち着いた雰囲気にこの料理+お酒で10,000円程度、驚きの満足度の高さです。普段遣いの5,000円という気軽なコースや2,000円台の定食なんかもあるようです。
美味しい牡蠣をプラスしてしっぽりと京料理の懐石を気軽にいただいてみるのはいかがでしょう。
食べログ情報
写真、文・壬生茜
お店情報
銀座柊家
落ち着いた大人の和空間。銀座でしっぽり懐石料理がいただけるお店。
- 東京都中央区銀座8-18-3 加藤ビル 1F
- Google Map
- 11:45~13:30 17:30~23:00
- 03-6264-2881
- 日・祝(土は予約があれば営業)
- 居酒屋、しゃぶしゃぶ、京料理
- JR新橋駅銀座口徒歩7分