【安田光絵の恋愛牡蠣込み寺♯5】
中学生の頃から雑誌や恋愛本で、男心の機微を頭にインプットしては、200回を超える合コンなど、実践でアウトプットしてきた、恋愛コラムニストの安田光絵さん。
連載第5回は、「不倫を繰り返してしまいます」というお悩みに答えます。
第5回 今回の牡蠣込み人 菜々子さん(32歳・会社員)
「不倫を繰り返してしまいます」
27歳の時に妻子ある10歳年上の上司と恋愛関係になったのですが、彼が奥さんに携帯を見られて半年で別れました。その後、飲み会で知り合った5歳年上の既婚者男性と2年付き合い、その時は私のワガママのせいでケンカ別れ。
そして先日、友人宅のホームパーティーで知り合った15歳年上の男性と恋に落ちたのですが、彼もやはり既婚者でした。
ただ、奥さんとの仲は冷めていて、子供が成人してから離婚予定だそう。それも建前かも、と思うのですが、運命の人だと思うくらい全ての相性が良く、かなりハマってしまっています。
とはいえ、自由に会えなかったり、奥さんに嫉妬したりして疲れているのも事実。それに私も結婚したいし子供も欲しいので、独身男性と知り合う機会は作るのですが、どうしても同世代の男子が子供に見えてしまって、全く魅力を感じないのです。
好きでもない人と結婚するなら、彼が奥さんと別れるのを待ったほうがいいのか、友人にも相談できず悩んでいます。
恋愛牡蠣込み寺・住職の答え
「婚期を逃す覚悟をしましょう」
私は、基本的には不倫は賛成でも反対でもありませんが、結婚適齢期の女性に相談されたらまず止めます。なぜなら、幸せよりも不幸せになる確率が高いから。
「遊び」と割り切れる女性なら、それを人生経験としてプラスにできるかもしれないけれど、それはかなりの少数派。
実際に、既婚者の男性が素敵に見えることが多いのは確か。だって、彼の奥さんが我慢と忍耐を重ね、0から育て上げ、すでに仕上がっているのだから。そんな完成形の男と未熟な独身男子を比べてしまったら、物足りないのは当然のこと。
また、既婚男性はあなたの将来を見て見ぬ振りをする罪悪感があるから、優しいし、褒めてくれるし、高級なレストランに連れて行ってくれるなど最高のパフォーマンスをしてくれます。
でもその彼と結婚してあなたが日常になったら、彼は今と同じ扱いをしてくれるでしょうか。彼の奥さんの状況や、他の夫婦を観察してよく考えてみましょう。
また、懸念すべき点が、「自分は仕事ができてお金持ちの男にモテる」という勘違いしまうこと。彼は不倫相手としてあなたを選んだのであって、妻の座にしている訳ではありません。同レベルの独身男性と付き合うことは、既婚のエリート男性と付き合うよりもかなりハードルが高くなります。
1度既婚者と付き合って不倫を繰り返してしまう女性が多いのは、楽をして、いい思いができるから。ただし、それも期限付きだということを自覚しておきましょう。
彼が好きで、どうしても別れたくないのならそのまま付き合うのもアリだと思います。ただし、婚期を逃してしまうため、一生独身でいる覚悟をすること。また、不倫が発覚した時に、相手の奥さんから慰謝料を請求される可能性があるというリスクも考えておくことが大切です。
「牡蠣の白ワイン煮」で、自分を自分で幸せにする訓練を。
不倫にハマってしまっているあなたは、寂しがりやな一面があるのかも。自分で自分を楽しませることができれば、相手に依存しない恋愛を楽しむことができるはず。そこで、「牡蠣の白ワイン蒸し」を肴に、お家でひとり飲みを。寂しさを、他人に頼らずに昇華することも大人の女のたしなみです。
作り方
1.牡蠣1パックを塩水で良く洗う。
2.ニンニクを薄切りにし、バターで香りを出したら1を軽く炒める。
3.白ワインを大さじ3入れて蓋をして1分ほど蒸す。
4.塩胡椒で味を整えて出来上がり。
恋愛駆け込み寺 住職・安田光絵
恋愛コラムニスト。美容ライター。幼少の頃から恋に悩み始め、中学生からは雑誌『アンアン』や恋愛心理学本にて男女の心の機微や、男性脳と女性脳の違いについて考察。さらに、合コン200回以上の場で、男性を魅了するためのテクニックを実践。悩める女子を救うべく、独自の恋愛セオリーを確立し、恋活、婚活セミナーなども行う。数々の女性誌などで執筆するほか、ELLEオンライン公式ブログ『安田光絵のハッピーママライフ(http://blogs.elle.co.jp/yasuda/)』、Hanakoママweb『働くママのLOVE&BEAUTY(https://hanakomama.jp/column/love-and-beauty/)』を連載中。