【カキ飲み散歩#2】福岡の糸島、今年も牡蠣小屋始めました!

カキ飲み散歩

福岡の糸島、移住した友達がいたり、音楽フェスの話だったり、いいところよ〜と、この糸島の地名を聞く機会が多い昨今、今年の2月にカキガールミーティングで糸島のみるくがきを食べたことも重なり、糸島行ってみたい! が牡蠣シーズン到来のこの秋、ついに現実に。
福岡のお仕事に絡めて、母と従姉妹と合流しての1日ドライブ旅。レンタカーでめざしたのは、ちょうど3日前にオープンしたばかりの「みるくがき 豊久丸」。

岐志漁港まで快適ドライブ。


福岡の中心からちょっと迷いつつも、1時間ほどで岐志漁港に到着。秋晴れの空の下、ビニールハウス的建物がズラーッっと並んでいます。
それぞれのお店が掲げる派手な看板とのぼり旗の中から探して、右から2番目の豊久丸の前に車を駐車。平日月曜日のまだ12時前なのに、車もけっこう停まってます。
メニューやテレビ画像まで設置された外観から、中に入るとモワッと明るい空間に、黄色いジャンパーの色が目に飛びこんで来て、若いグループがワイワイ1つの炭焼き網を囲んで盛り上がってます。

「みるくがき 豊久丸」


その様子をみて、黄色いジャンパーの謎が解けました。炭の灰が舞ってるのね! 椅子はボックス型になってて、ここに荷物は完全収納、みんなで黄色いジャンパーを着て注文したなら、準備は完了!
牡蠣1キロは竹かごにのって、イカ、アナゴ、アワビ、ハマグリなど牡蠣以外のメニューも。牡蠣が食べれない人がメンバーにいても大丈夫(事実、従姉妹が牡蠣アレルギーという…)。

焼きます、焼きます!


それぞれ乗せれば網の上はもういっぱい。牡蠣は、平な方を下にして焼きます、焼きます! ひっくり返して、殻が開いたら食べごろ。プシューッっと潮が跳ねたり、飛んだりもご愛嬌。軍手をはめた手で持って、牡蠣ナイフで貝柱を外して、レモンを絞ってつるんと一口、いただきます。
イカやアナゴは、豪快にキッチンハサミで切り分けて、むしゃむしゃ。バジル、チーズ、ガーリック味の牡蠣や、パスタなど洋風メニューも充実の豊久丸さん、「ここオリジナルかな?」と、チーズ牡蠣飯なるものをオーダー。熱いですよと運ばれたのは、牡蠣飯にチーズがとろーりまとまって、ブラックペッパーのかかったお茶わん一膳! ハフハフ、合う合うチーズと牡蠣とライス! こんなに牡蠣がたくさん入って350円。

黄色いジャンパーで店内が明るく一体感。


大きなエビも焼いて、たくさんあった牡蠣も食べ尽くし。みんなお腹いっぱい。気がつけば、広い店内に続々とお客さんが来てお店の方も大忙し。観光客だけでなくご近所風の主婦やご夫妻づれ、営業途中のスーツのサラリーマン、みんな黄色いジャンパーでおかげで店内がさらに明るく一体感。牡蠣飯にすまし汁のついた1,500円のお得なセットでランチでしょうか。
土日は、飲み放題のグループも増えそうですね。お店の厨房に置かれた水槽の中の牡蠣、その厨房を抜けると海! 遠くに山々が見える穏やかな湾に船がつけられて、牡蠣殻のボックスが山積みされた港のロケーション、最高です。これからシーズン深まり美味しくなる新鮮な牡蠣を目指しての旅はいかがですか。
牡蠣の後は、素敵なカフェ ピノ・グリ でゆっくりパフェを食べたり、日本一の売り上げの道の駅でお買い物、桜井二見ヶ浦の夫婦岩でサンセット、糸島ドライブ旅を満喫いたしました。

食べログ情報

「みるくがき 豊久丸」


画、文・平尾香
イラストレーター。神戸生まれ。旅や自然からインスピレーションを受けた作風で書籍、雑誌、映画、商品企画、広告などの仕事で活躍する傍ら、個展も数多く開催。世界的ベストセラー「アルケミスト」「ベロニカは 死ぬことにした」(角川書店)などパウロ・コエーリョの翻訳本の装画を担当。著書本に「たちのみ散歩」「ソバのみ散歩」。