「彼に尽くし過ぎてしまいます」(めぐみさん・マスコミ 36歳)

恋愛牡蠣込み寺

【安田光絵の恋愛牡蠣込み寺♯6】
中学生の頃から雑誌や恋愛本で、男心の機微を頭にインプットしては、200回を超える合コンなど、実践でアウトプットしてきた、恋愛コラムニストの安田光絵さん。
連載第6回は、「彼に尽くし過ぎてしまいます」というお悩みに答えます。

第6回 今回の牡蠣込み人 めぐみさん(マスコミ関係・36歳)

「彼に尽くし過ぎてしまいます」


私は付き合うと彼に尽くしすぎるみたいで、結局「重い」と言われてフラれることが多いです。
例えば、彼の家に行った時に、1週間分冷凍しておく、洗濯や掃除も週末にしてあげます。それから、彼とご飯に行ったら割り箸を割ってあげたり、おしぼりも袋から開けて渡します。モーニングコールも彼よりも早く起きて欠かしません。
最初は彼も「そんなことしてくれる子は初めて」と喜んでくれるので、嬉しくていろいろと世話を焼きたくなってしまうのです。
でも、そのうち感謝してくれなくなり、「もうやってくれなくてもいいよ」と言われて面倒がられます。遠慮しなくてもいいのに、と思っていたのですが、一度「お袋じゃないんだから」と言われて、本当に嫌なのかな? と驚きました。
私は尽くしたほうが愛されるんじゃないかな、と思って頑張ってきたのですがそれは間違っているのでしょうか。

恋愛牡蠣込み寺・住職の答え

「男性は尽くすほど離れていきます」


大好きな人に尽くしたくなる気持ち、よーく分かります。私もどちらかというと、尽くしすぎてしまうタイプ。
でも、ある時にそれを彼は本当に望んではいない、ということと「自己満足の押し付け」だということに気づいてから、一方的に尽くすのをやめました。
多くの女性が好きになった男性の世話を焼きたがります。それは、もともと持っている母性本能のせい。それに、「何かをしてあげる」ことって、とっても気持ちがいいんです。
もちろん彼のためを思ってしているのは事実なんだけど、「私って気が利く女ね」「優しいでしょ? ここまでしてくれる人いないんだから」とどこかで自己陶酔している。ただし、母親なら無償の愛で子供に尽くせるのが、恋愛関係になってくるとどうしても相手に見返りを求めてしまう。
そこで、口に出さなくても「これだけやってあげたのに、なんで返してくれないの?」という不満が行動の端々に出てしまうんです。
そうなると、男性がその女性に対して居心地が悪くなるのは当然のこと。「お前が勝手にやってるだけじゃん」という感じです。そして、もともと狩りに出て獲物を獲得し、それを妻子に与えるのが古代からの男性の役割。男性には尽くした分だけ、その相手を大事にするという性質が遺伝子レベルで組み込まれているのです。
大事にされたかったら、「尽くすより、尽くされる女」を目指すこと。相手に尽くしたい気持ちをグッと抑え、その分、自分に尽くしてあげることが解決への鍵です。例えば、彼の部屋の代わりに自分の部屋を片付ける、自分だけのために料理を作る、エステサロンで癒されるなど。自分を大事にすることで、自然と彼からも丁寧に扱ってもらえるようになります。

彼のためにしていた料理を、自分のために作る


彼には料理を作るのに、自分の分は適当に済ませていませんか? これからは、彼にしてあげたいことを、自分のためにして「尽くしすぎない」訓練をしましょう。
そこでオススメなのが、「牡蠣のレモンバターソテー ルッコラ添え」。簡単&時短なのに、自分を大切にしている感が満たされる一品です。
作り方
1.よく洗った牡蠣をバターで焼き、塩胡椒で味付けする。
2.器に盛り、ルッコラを添える
3.ルッコラにエクストラバージンオリーブオイルと塩をかける。
4.全体にレモンをかけていただく。


恋愛駆け込み寺 住職・安田光絵
恋愛コラムニスト。美容ライター。幼少の頃から恋に悩み始め、中学生からは雑誌『アンアン』や恋愛心理学本にて男女の心の機微や、男性脳と女性脳の違いについて考察。さらに、合コン200回以上の場で、男性を魅了するためのテクニックを実践。悩める女子を救うべく、独自の恋愛セオリーを確立し、恋活、婚活セミナーなども行う。数々の女性誌などで執筆するほか、ELLEオンライン公式ブログ『安田光絵のハッピーママライフ(http://blogs.elle.co.jp/yasuda/)』、Hanakoママweb『働くママのLOVE&BEAUTY(https://hanakomama.jp/column/love-and-beauty/)』を連載中。